新年度がスタートしてしばらくが経過した6月頃になると、修理依頼が急増する異物によるトイレつまりがあります。それは検尿カップによるトイレつまりです。
このページでは、検尿カップによるトイレつまりについて解説しています。
検尿カップがトイレにつまったときにできる対処法や当社が実際に対応した修理事例を記載しているので、参考にしてみてください。
四角い折り畳み式の検尿カップをトイレに流すと詰まることがあります
尿検査の必要なキットを渡されるかと思いますが、そのなかに四角い折りたたみ式の検尿カップがあるのです。
次の画像のカップをご覧ください。
こちらはトイレに流すとつまる可能性が高いのです。
しかし、なぜトイレに流すとつまるのか気になる方も多いかと思うので、つまる仕組みを解説します。
【検尿カップはなぜつまるのか】
まず、大前提としてトイレ便器に問題なく流せるものは、排泄物とトイレットペーパーです。それ以外のものを流すとつまる可能性があるということをご理解ください。
検尿カップは水で小さくほぐれるわけではないため、そのままの大きさで流れていきます。
トイレ便器は入り組んだ形となっていて、曲がった部分もあります。そのため、トイレ便器内部で引っかかってつまることもあり得るのです。
また、トイレ便器と床の間には、トイレ排水管の入り口があり、この部分は狭くなっています。ここに検尿カップが引っかかることで、つまりを引き起こすこともあり得ます。
検尿カップは尿が付着しているため、衛生面を気にするあまり処分に困ってそのままトイレ便器に流してしまおうと考える方もいるでしょう。実際に毎年のようにトイレ便器に流していて、突然トイレがつまって修理業者を呼ぶ方もいます。
「いつもは流しても問題なかったのに、今回はつまってしまった」と言うお客さまもいるほどです。
つまってしまうと、トイレが使用できなくなるので、検尿カップをトイレ便器に流すことはおすすめいたしません。
しかし、流すつもりはなくてもトラブルでトイレ便器に検尿カップを落として流してしまうこともあり得ます。
検尿カップがつまった場合は、次でご紹介する方法をお試しください。
取り出せる可能性は高くはありませんが、自分で取り出せるかも知れません。
つまった検尿カップを取り出す方法
1.トイレ便器の水位を調整する
トイレ便器の水が多ければ減らしてください。トイレ便器に手を入れて作業がしやすい量まで調整しましょう。
2.菜箸やヘラを使って取り出す
検尿カップがトイレ便器排水口の手前付近にある可能性があります。菜箸やヘラを使って、手前にかき出してみましょう。使い捨ての手袋を着用して作業することをおすすめします。
硬い道具でトイレ便器の表面をガリガリとこすってしまうと、陶器でできた便器に傷がつく可能性があるのでおすすめしません。
ヘラはシリコンタイプがよいでしょう。この作業で取り出せない場合は、修理業者を呼ぶことをおすすめします。
ラバーカップは使用しないほうがよい
トイレつまりの修理には、ラバーカップと呼ばれる道具が向いていることは有名ですよね。
しかし、検尿カップによるトイレつまりの場合は、ラバーカップの使用はおすすめしません。
ラバーカップは、排泄物やトイレットペーパーによるつまりのときに効力を発揮する道具で、検尿カップがつまっているときに使用すると、検尿カップを奥まで押し込んでしまう危険性があるのです。
奥まで押し込んで、そのまま流れて行けばよいですが、トイレ排水管の手前でつまる可能性が高く、修理でトイレ便器を床面から取り外す作業が必要になる可能性も。
検尿カップを流してトイレがつまっても、ラバーカップは使用しないほうがよいでしょう。
また、水で押し流そうとすることもおすすめはしません。トイレ便器に水がたまってあふれることがあるので、ご注意ください。
検尿カップのトイレつまり修理事例
ここからは茨城県水戸市で実際に対応した修理事例をご紹介いたします。
「トイレに検尿カップを流したら、トイレがつまったので修理に来てほしい」とのご連絡がありました。
現場に修理訪問をすると、次のような事情を話してくださいました。
健康診断があるので、朝一で採尿をして検尿カップをトイレ便座の上に置いておいたところ、体が当たったようで便器内に落ちてしまったそうです。取り出すのが面倒で、「このまま流れていくだろう」と思い洗浄レバーを回したところ、トイレがつまってしまったとのこと。
その後、健康診断に行き、待ち時間の間に修理業者を探していたそうです。「水戸市 トイレつまり修理業者」と検索したところ、当社のホームページを見つけてくださいました。地元水道業者ならすぐに対応してくれるだろうとお考えになり、お電話をくださったそうです。ありがとうございます。
お客さまの許可を得て、トイレの点検をしたところ、たしかにトイレがつまっています。検尿カップは奥の方でつまっている可能性が非常に高いことや、修理費用の見積もり金額をお客さまにお伝えしました。
すぐに申し込みをしていただけたので、作業に入ります。
今回は検尿カップがトイレ便器の奥側にあったため、トイレ便器を床面から取り外すことになりました。床面からトイレ便器を取り外して便器の底を見てみると、検尿カップが挟まっていたので、取り出します。
取り外していたトイレ便器を元に戻して、水の流れを確認しましたが、流れはスムーズでつまりは解消されていました。
修理作業後、お客さまからは「実はトイレがつまったときに、何回かラバーカップを使ってしまった…」という報告がありました。今回は、ラバーカップ作業をしたことで、検尿カップが奥まで移動してしまった可能性が考えられます。検尿カップがつまった場合は、ラバーカップは使用せずに業者を呼ぶことをおすすめいたします。
今回の水戸市での修理では、トイレ便器を床面から外しましたが、トイレ便器を取り外さずに修理ができる可能性もあります。現場でつまりの状況を見ないからにはわかりませんが、検尿カップがつまったら一度ご相談ください。
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